2024年1月 5日 08:00

2024年 新年のご挨拶

エコステージ活動に取り組んでいる皆様、エコステージ関係者及び評価機関の皆様

 新年おめでとうございます。
 年頭にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 最初に新年早々に発生した能登半島を中心とする北陸・上越地方にまたがる大震災で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。この震災で亡くなった方のご冥福を祈ると共に被災された方々や企業の方には一日も早い復興を祈念しています。

 昨年秋に、新型コロナウィルスは第5類に変わり、感染蔓延は一段落しましたが、この前後で我々のものの考え方やビジネスのあり方は大きく変わりました。特にSDGsの具現化と取り組みの公表、サプライチェーンを巻き込んでの企業活動、DXによる社会システムや企業経営の変革等々の企業の経営改善の加速がより重要な課題となっています。

 一方、企業を取り巻く環境も2050年に向けての地球温暖化ガス排出ネットゼロに向けての活動、再生可能エネルギー利用の増加の責務、先進国と途上国とが一体となっての気候変動への一層の取組みが求められています。加えて、ロシアによるウクライナ侵攻に起因してのエネルギーや食糧供給の問題と物価の上昇、一方ではガザ問題等の中東情勢に起因する国際情勢の緊張も我々に生活に大きな影響をもたらしています。加えて、今年は世界各国で重要な選挙も控えており、世界情勢の変化に対しても今後の予断を許しません。

 エコステージ協会は単なる環境改善やMSの構築と推進だけではなく、この仕組みを用いて企業の体質改善と経営の合理化を支援すべく各評価機関・評価員と一体となって取り組んできました。これからの重点課題は、SDGsへの具体的取組の推進と活動の評価を見える形で社会に示すことと幅広い視点での地球温暖化ガス排出ゼロに向けての活動支援です。エコステージ協会では上記を念頭に置いて、中小企業の経営合理化、企業活動の支援とその一層の加速化に向けて活動してまいります。
エコステージを採用しているお客様に対しては引き続きエコステージに対する信頼を確保していくよう努力してまいります。皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。

 環境経営、SDGs経営を推進するためのツールとしてのエコステージの魅力と効用を色々な形でアピールしながら、この活動の認知度を上げ、より多くの企業がエコステージを利用し、企業経営の向上につなげていくように努力していくことが我々の責務と考えています。
今年の終わりに、エコステージにとって2024年は良い年であったと言えることを祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。

2024年1月4日
一般社団法人 エコステージ協会
理事長 小山 富士雄